scene 04 A-part|悦びと不安
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昼下がり。
窓から射し込む光は柔らかいのに、胸の内は落ち着きを取り戻せなかった。
何気なく身につけている下着が、ふと意識の中心に浮かび上がってくる。
昨日、あの光景を目にした。
弟が私のショーツを握りしめ、クロッチに先端を押し当て、喘ぎながら動かしていた姿を。
あれが本当に初めてだったのだろうか――。
もし、前から繰り返していたのだとしたら。
私が「普通に」身につけてきた下着の中に、既に彼の吐き出したものを受け止めたものが混じっていたのではないか。
そう思った瞬間、全身に火照りのような感覚が走る。
今日こうして身につけているショーツさえ、あるいは……。
そんな想像をしてしまい、知らぬ間に腿を寄せ合い、いま身につけているショーツの奥がじっとりと湿り始めているのを自覚した。
クロッチが肌に張りつく感覚が鮮明になった瞬間、頬に血がのぼり、胸がざわめく。
望んでいないのに体が応えてしまった――その事実が耐えがたいほど恥ずかしく、同時にどうしようもない動揺を呼び起こした。
胸が詰まり、深く息を吸おうとしても喉が塞がるようで、乱れた呼吸に合わせてショーツの湿りがさらに広がっていく気がした。
その感覚に呼応するように乳房の先が硬くなり、下着越しに擦れるたび、羞恥とともに熱が波のように体中へ広がった。
――馬鹿げている。
弟がそんな大胆なことを繰り返してきたはずがない。
そう打ち消そうとするのに、心のどこかで「そうかもしれない」と囁く声がある。
思い出してしまう、彼が吐息を震わせてショーツを上下に擦り動かしていたときの表情を。
あの陶酔は、一度きりで生まれるものなのだろうか。
私の知らないところで、何度も繰り返してきたからこそ染みついた姿ではなかったのか。
弟の視線が触れるたびに、下着の奥まで見透かされているようで、胸がざわめいた。
これまで意識したことのないその視線が、欲望を帯びた眼差しで注がれているのでは――そう思った瞬間、羞恥と不安がないまぜになり、体の奥が疼いた。
scene 04 B-part
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