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弟パート
姉パート

scene 02 A-part|欲望を貪る

ノベル

翌朝。
顔を合わせた食卓で、いつものように他愛もない会話が交わされていた。
昨夜の行為が露見していない――その事実に、ひとまずの安堵が胸を撫でていった。
姉は何も知らない――その無垢な笑顔を前にすると、申し訳なさが胸を刺すはずなのに、自分が彼女を汚したという征服感にも似た感情が興奮した。
箸を動かしながらも視線は何度も姉へと吸い寄せられ、昨日、自分の精液で汚した姉の下着との対比が、甘い痺れとなって頭を支配する。

しかし今夜からは、普段通り自分が先に風呂へ入り、その後に姉が入る順番に戻る。
つまり、先に入ってしまうと脱衣場には姉の下着はまだなく、触れられるのは姉が風呂に入った後になる。
その好機は、家族が眠りについた深夜にしかやってこない。
頭ではわかっていても、実行までの長い一日がやけに遠く感じられ、胸の奥でじりじりと焦りが燻り続けた。
目の前の姉と向き合いながらも、すでに意識は夜の脱衣場へと引き寄せられていた。

日が暮れても、その熱は冷めなかった。
大学の講義中も、食卓に座っていても、脳裏に浮かぶのは姉の下着のことばかり。
今日一日、あの清楚な姉がどんな下着で過ごしたのか――それだけが頭を占めていた。
きっと白に近い淡い色合いで、彼女の清楚さを映すような下着だったのかもしれない。
あるいは、昨日見つけた水色のように可憐な下着を選んでいたのかもしれない。
ふとした仕草でスカートの奥から下着がちらりと覗いていたのではないか――そんな妄想が頭を支配し、胸は焦がされ、股間は疼き、妄想の中では何度も姉の下着を犯していた。
そうして昂ぶりを募らせながら1日を過ごし、深夜の時を待った。

家族が寝静まった深夜。
廊下を忍び足で進み、脱衣場の扉をそっと開ける。
昨日と同じ光景だが決定的に違うのは、姉に対する罪悪感は一ミリもなく、姉の下着を使って自分を慰めたいドス黒い性欲だけが支配していた。
洗濯カゴに手を差し入れると、指先にツルツルした布の感触があったので、取り出してみる。
それはポリエステル製の薄ピンクのフルバックタイプの下着。正面には小さなリボンと繊細なレースが飾られ、清楚さに可憐さと幼さが同居している。ポリエステル特有の光沢とツルツルとした素材感が際立ち、灯りを受けてかすかに艶を返す。
白系の下着を想像していたのに、手にしたのは薄ピンクの下着だった。清楚なリボンやレースの飾りは姉にふさわしく、まさに彼女らしい装いに思えた。だが、その色合いだけは意外で、ほんのり甘さを帯びた薄ピンクが、これまで見えなかった女らしさを覗かせる。弟はより一層興奮し、一刻も早くこの姉の下着と一つになりたいという感情に掻き立てられた。
その熱を帯びた視線を受け止めた薄ピンクの下着は、これから何をされるのかを悟ったかのごとく怯えた姿に映った。弟の手に捕らわれた清楚な飾りをまとった薄ピンクの下着は、直後にこの男の性欲の吐口の道具として扱われるしかなかった。
手の中の下着を広げると、クロッチ部分が露わになり、そこには昨日と同じように淡い縦のシミが刻まれていた。そのシミを目にした瞬間、一気に鼓動が早まった。既に血が沸き立つように昂ぶっていたものが、さらに膨れ上がってしまい、ズボンの中では痛みを感じるようになってきていた。
クロッチに残る淡い縦のシミへと指を這わせると、わずかに湿った感触が返ってきた。その痕跡を確かめるようにクロッチ部分を鼻先に近づけ、シミに残っている香り全てを吸い込むように大きく呼吸した。吸い込んだと同時に、弟は腰に手をかけてズボンを一気に下ろした。ズボンの中にいた昂りは解放され、ぶるんと上下に揺れながらそびえたった。
熱を帯びて脈打つ自身の昂りに、弟はそっと薄ピンクの下着を寄せていった。
クロッチ部分を昂った先端にあてがうと、既に自身の先端から出ている我慢の雫と縦に残るシミがぴたりと触れ合う。瞬間、背筋を駆け抜けるような熱が走り、「はぁ〜…」と熱い吐息が漏れた。
ゆっくりと布を巻きつける。ポリエステルの光沢を帯びた布地が、ツルツルした質感と柔らかさを同時に脈打つ自分自身に伝えてくる。その感触に、弟は目を細めながら身を委ねた。
昨日のような焦りはない。むしろ、今日は一つひとつの感触を愉しみ堪能するかのように、下着越しの熱を味わい、慎重に上下へと動かし始める。
始めは、上下にゆっくり深く擦った。布越しから伝わる感触を一つひとつ舌で味わうように拾い上げ、呼吸を整えながら堪能する。
けれど、時間が経つほどに欲望は抑えがたく膨らみ、更なる快感を求めて自然と動きは大きく、速さを増していった。
甘い摩擦が熱を帯び、先端から出始めた我慢の雫は更に湧き上がりどんどんクロッチを汚していった。最初は縦シミ付近にしかなかった我慢の雫の痕は既に倍以上に広がっていた。
全身の血流が薄ピンクの下着に包まれた昂った自分自身に集中していく錯覚に、眩暈すら覚える。
指先から伝わる滑らかな下着のレースやリボンの感触が、昂ぶりをさらに追い立て、思考を奪っていった。
もはや止める理由など、どこにもなかった。
昂ぶりに没頭していた弟の視線が、ふと洗濯カゴへと吸い寄せられた。
そこにあったのは、同じ薄ピンクのブラジャー。ショーツと揃いで、カップ全体を縁取る白いレースと、中央に結ばれた小さなリボンが可憐に飾られている。淡い色合いの布地はポリエステル特有の光沢を帯び、胸を包み込む曲線をそのまま形に残していた。
――揃いで、今日一日、姉の肌に密着していた。
その事実に、弟の心は熱く泡立った。ショーツを精液で汚そうとしていることに加えて、お揃いのブラジャーさえも同じように性欲の吐口にできる――その想いが甘美な悦びとなり、欲望をさらに濃くしていく。
弟はそのブラジャーを手に取り、ゆっくりと顔の近くへ運んだ。
カップの内側に鼻先を寄せると、そこにはかすかに残る体温の気配と、染み込んだ甘い香りが沈んでいた。
――これが姉さんのブラジャー。
深く息を吸い込むたび、頭の奥が痺れるように熱を帯びていく。清楚なレースとリボンが飾られたブラジャーは、姉の姿を鮮やかに思い起こさせ、理性を容赦なく溶かし崩していった。

鼻先を満たすのは、姉さんのブラジャーに沈んだ甘い香り。深く吸い込むたびに全身が震え、もう臨界を迎えようとしていた。
薄ピンクで統一された清楚で可憐な上下の下着は、精液を受け止めさせられ、無理やり飲まされる存在に堕とされようとしている。そのことがさらに興奮させ、その手の上下運動を止めることはできない。
最初こそ下着の感触をたのしむためにゆっくりと動かしていたが、いつしか興奮が高まるにつれ速さを増し、今は荒々しさすら帯びていっていた。両手の上下の下着が一体となり、姉を押し倒して無理やり征服しているような錯覚に呑まれた。
――だめだ、、もう抑えきれない。
喉の奥から掠れた声が漏れ、怒涛の如く押し寄せる快感と恍惚の波に飲まれていった。
ブラジャーのカップに顔を埋めたまま、弟ははち切れる寸前の自身を激しく上下運動させ包み込むショーツに最後の力を込め、突き破るほどの勢いで押しつけた。

堪えていた限界が、一気に崩れ落ちる。
全身を突き抜ける強烈な快感に、弟は声にならない声を喉の奥で噛み殺した。
ほとばしる白く濁った液体が、薄ピンクのショーツのクロッチ部分へ容赦なく叩きつけられる。ショーツは瞬く間に精液によって汚され染み渡る。クロッチから縦へと奔流のように広がっていく。
だがそれでも止まらず、鈴口から精液した液体がビュッビュッと溢れ出す。そのたびに快感が体の芯を駆け抜け、痺れるような気持ちよさが全身を貫いた。
ショーツを精液で犯している最中の自身へとブラジャーを持っていき、その左右のカップで挟み込むように押しつけた。
――ぼたぼた、と。
ショーツからあふれた精液が挟み込んだブラジャーのカップへと落ち、内側に精液のしずくをためていった。清楚で可憐だった上下の下着は、今や汚辱の証を受け止める器へと変わり果てていた。

放出の余韻に包まれたはずの体は、静けさを取り戻すどころか、むしろさらなる衝動に突き動かされていた。
大量の精液を飲まされ重たく沈んだショーツ。その上から、ショーツが飲みきれなかった精液を取りこぼさないようにあてがわれた左右のブラジャーのカップが覆いかぶさり、熱を持った自身を完全に閉じ込めている。
普通なら力を失い、座り込むしかない瞬間――だが今日はそれでは収まらなかった。
「もっと汚したい」という思いが勝り、絶頂を迎えたのにも関わらずカップに挟まれたショーツごと自身を上下へと擦り立てる。
ぐちゅり、と。
すでに精液に満ちた下着たちの布地が軋むたび、快感よりもくすぐったさが鋭く腰を突き抜け、思わず全身が震えた。腰は自分の意志に反してガクガクと痙攣めいた動きを見せ、それでも手は止まらなかった。
「はぁ、はぁ……っ」
快楽と苦痛の境目に立たされながら、それでも執拗に上下運動を繰り返す。ショーツもブラジャーもさらに精液を塗り広げられ、恐らくブラジャーの中は精液によって凄惨たる状況になっているに違いない。
やがて、限界を訴えるように体の奥が力を抜き、ようやく手の動きも緩やかに沈んでいく。
残されたのは、精液にまみれ重く沈んだ上下の下着と、微かに震えを残す弟の腰だけだった。

荒い息を整えながら、ブラジャーをそっと引き離した。
弟の目に飛び込んできたのは、カップの内側にこびりついた精液と、まだ中心に巻きついているショーツの惨状だった。
カップの内側には、ショーツが受け止めきれずに溢れ出した精液が溜まり、不規則な模様を描きながら広がっていた。粘りついた跡は光を鈍く返し、滴る寸前で留まっている。
続けて、中心に巻きついていたショーツを外していく。クロッチ部分はすでに原形を留めず、淡いピンクの布地は大量の精液を吸い込んで色が濃く沈み、ところどころには白い精液がこびりつき、斑模様を成していた。下着は吸い込んだ精液で重たくたわみ、表面には粘りを帯びた精液がまだ付着しており、指先にまとわりつくほどだった。
ついさっきまで清楚だった薄ピンクの上下の下着は、いまや性欲の吐口として自身の精液を無理やり飲まされ、惨たらしい姿に変わり果てた状態で手の中に収まっていた。
弟の心には奇妙な感情が渦巻いた。達成感・背徳感・罪悪感――それらがせめぎ合い、胸を焼き尽くしていった。

昨日と同じように洗濯カゴへ戻せば大丈夫――そう思ったが、一抹の不安がよぎった。昨日よりも大量の精液で汚してしまったこと、そして今日はブラジャーにまで手をかけてしまったこと。それでも代わりの案は浮かばず、精液で重くなった上下の下着を洗濯カゴへバレないことを祈りながら紛れ込ませた。
脱衣場を後にし、自室へ戻る。ベッドに倒れ込むと、自身の精液で犯した薄ピンクの下着が、いずれはまた姉の肌に戻るのだという事実が脳裏をかすめた。その想像が胸を熱くかき立て、昂ぶりを残したまま眠りへと落ちていった。

scene 02 B-part弟の行為

ノベル

夜更け。スマートフォンを手に取ると、画面は暗いまま反応がなかった。差し込み口を確かめると、ケーブルの根元が裂けていて通電していないらしい。これでは朝までに充電ができない。
困り果てた私の頭に浮かんだのは、隣の部屋にいる義弟のことだった。機械類に強い彼なら、替えのケーブルを持っているかもしれない。
パジャマの上にカーディガンを羽織り、そっと部屋を出る。深夜の廊下はひんやりと静まり返り、家全体が眠りについている気配に満ちていた。
義弟の部屋の前でノックをしてみたが、返事はない。扉をそっと開けて覗いてみても、机に広げられたままの教科書と椅子が残されているだけで、人影はなかった。

足音を忍ばせて階段を降りていく。
一階は真っ暗で、リビングもキッチンも闇に沈んでいた。窓にはカーテンが引かれ、外の光を遮っているせいで、よりいっそう暗さが濃く感じられる。
その静けさの中で、ただひとつ異質な光が目を引いた。脱衣場の扉が少し開いていて、そこから白い灯りが細い線のように廊下へにじみ出していたのだ。
こんな時間に、どうして――。家中が眠っているからこそ、その灯りだけが際立って見える。理由を確かめようと、私はそっと歩を進めた。
扉の隙間に顔を寄せる。
そこにいた義弟の姿を目にした瞬間、息が詰まった。

下半身だけ裸になった義弟は、今夜まで私が身につけていたショーツのクロッチ部分を自身の先端に押し当て、そのままショーツを右手で巻きつけて、上下に擦り動かしていた。
恍惚とした表情。唇からこぼれる吐息。布越しに擦り上げられるたびに、彼が快楽に沈んでいくのが伝わってくる。
あまりの光景に頭が真っ白になったが、目を逸らすことはできなかった。私の下着が義弟の欲望を満たす道具となっている――その事実から視線を外せない。

やがて彼は洗濯カゴへと片手を伸ばし、そこから取り出したのはショーツと同じデザインのブラジャーだった。淡いピンクの布地に白いレースが重ねられ、柔らかなカップが灯りを受けてかすかに浮かび上がる。
彼はそれを顔に寄せ、カップの内側に鼻を埋めて深く息を吸い込んだ。その仕草は理性ではなく、ただ欲望に突き動かされているようだった。
声を上げてしまいそうになり、私は唇を押さえる。けれど足は動かず、ただその光景を凝視するしかなかった。

義弟の荒い息づかいの間隔が短くなり、荒さを増していった。
弟の右手の動きは抑えきれないほど激しくなっていった。
眉を寄せ、頬を赤く染めた顔は、理性を失った男そのもの。快楽に突き動かされ、欲望を吐き出す瞬間だけを求めて、必死に上下を繰り返していた。
それを目の当たりにしている私自身の胸も、なぜか同じように高鳴り、落ち着きを失っていく。胸の奥が熱を帯びているのに、手足は落ち着きを失い小刻みに震えていた。

――ついにその瞬間が訪れ、律動が止まり全身が硬直する。
次の瞬間、彼ははち切れそうになったペニスをショーツのクロッチ部分に押しつけ、突き破ってしまいそうな勢いで解き放った。
その顔は射精の快感に押し流され、目を細めて恍惚に染まっていた。震える吐息が喉の奥から漏れ、肩から腰にかけて小さな痙攣が走る。彼の肉体が小刻みに震えながら波にのまれていくのが見て取れた。

私はその場で――弟が放った精液がショーツのクロッチ部分に吐き出され、淡いピンクの下着を内側から侵食されていくのを見てしまった。
目の前で自身の下着を汚されていく現実を目の当たりにしてしまった。
胸の奥に走ったのは、嫌悪と喜びがないまぜになったどうしようもない感情だった。弟が私を性の対象として見ていたという事実に背筋が冷たくなるのに、その一方で確かに女として意識されていたという思いが、火を灯すように心を揺さぶった。

だがそれで終わりではなかった。
義弟は手にしていたブラジャーをすぐに下へと移動させ、左右のカップでショーツごと覆い隠すように挟み込んだ。
クロッチ部分から溢れそうになった精液をあわてて受け止めるように、カップの内側に押し込める。
あろうことか、その動作さえも恍惚とした表情のまま続けていた。

次の瞬間、私は目を疑った。
絶頂に至ったはずなのに、義弟はブラジャーの左右のカップでショーツごと挟んだまま、再び上下の動きを繰り返し始めたのだ。
本来なら射精とともに終わるはずの行為を、彼はなおも続けている。時折、痙攣するように腰がびくつきながらも、動きを止める気配はなかった。
その顔には、絶頂の余韻に浸りながらも、どこか物足りなさを抱えているような色が浮かんでいた。
ショーツのクロッチ部分は吐き出された精液でぐちゃぐちゃにされているに違いない。
そのショーツを挟みこんだカップの窪みには、きっと収まりきらなかったものが滲み落ちて溜まっているのかもしれない――そんな情景を思い描いてしまった。
自分の下着が今、義弟の欲望を受け止める器にされている現実を直視させられていた。

足が竦んで、その場に釘付けになっていた。
けれど、これ以上覗いていれば自分が壊れてしまう――そんな恐怖に背中を押され、私はそっと脱衣場の前から離れた。
振り返ることもできず、ただ自分の呼吸音を聞かれないように息を殺しながら、暗い廊下を抜けて階段へ向かう。

階段を上がる足取りは、自分のものではないように覚束なかった。
胸の奥で荒ぶる鼓動は、先ほどまで目にした光景を否応なく蘇らせる。
弟の吐息、あの表情、そして――自分の下着を弄ぶ手の動き。

嫌悪のはずだった。
女として見られ、自身の下着を欲望のはけ口にされていたという事実は、背筋を凍らせるほどの屈辱であるはずだった。
なのにどうして、心臓はまだ熱を持ち、呼吸が浅くなるのだろう。

部屋に戻り、背を扉に預けると、ようやく足の震えに気づいた。
「あんなこと……してるなんて……」
かすれた声が零れる。
今夜見てしまったものを忘れようとすればするほど、脳裏に鮮やかに焼き付いて離れない。

嫌悪と混乱。そして喜び…?。
相反する感情が渦巻き、布団に潜り込んでも目を閉じることができなかった。
明日から弟にどう接すればいいのか――問い詰めるべきなのか、それともこれまで通りを装うべきなのか。
問い詰めるにしても、どんな言葉で切り出せばいいのか。考えれば考えるほど答えは見つからず、胸のざわめきだけが強くなっていった。