scene 01 A-part|姉の下着
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俺の名前は、神崎翔真(かんざきしょうま)。
二十歳の大学生だ。
母が再婚したのは、十年前、俺が小学四年のときだった。
ある日知らない男と、その隣にいた女の子が玄関に立っていた。
男は母の再婚相手で、その子、神崎彩羽が――いろは姉だった。
当時十四歳の中学生。
その日、俺は何を思ったんだろう。
「姉ができるんだ」とか、「これからどんな生活になるんだろう」とか、
そんな曖昧な期待と不安が頭の中をぐるぐるしていた気がする。
いろは姉の印象は、正直ほとんど覚えていない。
“ちょっと年上の女の子”というくらいで、特別な感情なんてなかった。
家族が増えるという現実のほうが、当時の俺にはよっぽど大きかった。
それから十年。
同じ屋根の下で暮らすうちに、俺たちはいつの間にか“家族”になっていた。
食卓を囲み、笑い合い、当たり前のように時間が流れていった。
冬の夜だった。
受験を目前にして、俺は毎日、机にかじりついていた。
焦りと眠気とストレスで、頭の中はぐちゃぐちゃだった。
夜中、のどが渇いて、ふらふらと部屋を出た。
廊下の先に、いろは姉の部屋の灯りが漏れていた。
半開きになったドアの隙間から、光が細くこぼれている。
何気なく通り過ぎようとして――視界が止まった。
いろは姉が、ちょうど服を着替えているところだった。
背中を向けて、着ていたワイシャツを脱ぎ、スカートが床に落ちた瞬間、白のセットの下着姿が目に飛び込んできた。
動けなかった、思考が止まって、呼吸だけが速くなった。
何を見ているのか理解できないまま、胸の奥が焼けつくように熱くなった。
すぐに目を逸らしその場をあとにした。
けれど、その瞬間の光景が頭に焼きついて離れなかった。
ドアの隙間から漏れる光が、心臓の奥でまだちらついている気がした。
“家族なのに”という言葉が、何度も頭をよぎった。
けれど、そのたびに胸がざわついて、息が詰まった。
その日からふとした瞬間に見せる彼女の大人びた仕草や、外に出かける時の服装、自分に向ける笑顔――そんな些細なことが、胸の奥をざわつかせるようになった。
気がつけば、清楚な雰囲気を纏った可愛い「女性」として、彼女を目で追っている自分がいた。
きっと会社内の男性社員の誰もが放っておけない存在になっているだろう。少なくとも俺の目には、そうとしか映らない。
もちろんわかっている。俺と彼女は姉弟だ。越えてはいけない線がある。
けれど、理屈では抑えきれない想いが、静かに胸の奥に積もっていった。
そんな日常の、とあるある日のことだった。
いつもなら入浴は自分が先、姉が後と自然に決まっていた。
ところがその夜に限って、順番は逆になった。
湯気の残る脱衣場に足を踏み入れたとき、籠の中に見慣れぬものが目に飛び込んでくる。
清楚さを象徴する淡い水色の下着。
それが姉のものであることに疑いの余地はなく、視線はどうしても逸らせなかった。
ほんの偶然――けれど、その瞬間に胸の奥で何かが弾けた。
抑えてきた感情が「魔が差す」という形で表に出てしまい、気づけば手が下着へと伸びていた。
恐る恐る指先が布に触れた刹那、かすかな後ろめたさが胸をかすめる。
だが、そのやわらかさは理性をあっという間に押し流し、指先にまとわりつくたびに昂ぶりを増していった。
ポリエステル製の淡い水色の下着は、白いレースに縁取られ、小さなリボンを添えていた。
可憐さを纏いながらも、布地には細かな皺とわずかなほつれが残り、生活の痕跡を隠しきれていない。
新品ではないことを物語るその質感が、むしろ生々しく迫ってくる。
指先で持ち上げれば、軽いはずの布がかすかに湿りを帯び、昼の光とともに閉じ込められた体温がまだそこに宿っているようだった。
布地を透かすように見つめていると、クロッチ部分に淡いシミが目に留まった。
しかし確かにそこに刻まれた縦の痕跡。
思わずその箇所へ鼻先を寄せる。
微かな汗の匂いに混じり、クロッチのシミからかすかにツンッとした刺激臭がする。
息を吸い込むたび、喉の奥まで熱が押し寄せ、全身を痺れさせていった。
胸の奥で何かが崩れ落ち、理性のかけらが粉々に砕け散る。
次の瞬間には、ズボンと自分の下着をまとめて掴み、一気に足元まで押し下げる。
足だけを使って雑に脱ぎ捨てた。
とにかく今すぐ、この手に握った姉の下着にぶちまけたい。
鼓動は暴れるように速まり、呼吸は荒く途切れがちになる。
震える手で水色の下着を握り直し、熱を帯び、ピンと張りつめた先をクロッチのシミにあてがうように巻きつける。
クロッチ部分にぴたりと吸いつき、外側のレースの縁や小さなリボンが手のひらに触れ、その感触さえも貪るように味わい、上下運動させた。
清楚さを纏っていたはずのそれが、いまは欲望を受け止めるためだけの道具へと変わり果てていた。
(気持ちいい)
手の中で滑るポリエステルの布地は、体温を吸っていながらもどこか冷たく、つるりと逃げる感触が余計に欲望を煽った。
ナイロンの光沢は、昂った先端が上下に擦られる動きに合わせて灯りを艶やかに返し、そのたびに指先へまとわりつき、抗えない衝動をさらに掻き立てていった。
その衝動に抗えずにいるうちに、我慢できず先端から漏れ出す欲望の雫がクロッチの縦のシミへ無理やり重なり、そこからじわじわと滲み広がっていった。
清らかさを象徴する白いレースや小さなリボンがデザインされた水色の下着は、弟の自分勝手な欲望に抗うこともできずにゆっくりと汚されていく。
下着で包み込んだ中心を一心不乱に上下させ、ただ欲望のままに求めてしまう。
時間の感覚は失われ、ただ昂ぶりだけが膨れ上がっていく。
――そして、不意に訪れた沈黙。
全身を駆け抜ける快感に耐えきれず、喉の奥から「も、もう…っ…」と掠れた声がにじみ出る。
張り詰めた限界が一気に決壊し、昂ぶった先端から下着に向けて放たれようとしていた。
全身を貫く快感を逃すまいと、巻きつけた下着を昂った先端に強く押しつける。
ポリエステル製の淡い水色の下着は、ほとばしる精液を無理やり受け止めさせられ、クロッチに残された義姉の縦のシミが見えなくなるほどの精液を浴びせられ、瞬く間に侵食されていった。
放たれた精液は容赦なく下着に染み渡り、清楚なレースデザイン部分まで汚しながら、とめどなく放出される精液にじわじわと色を変えながら重みを増して沈んでいった。
義姉の下着は注ぎ込まれた精液を抱えきれず、クロッチの縁から吸収しきれない精液が、ボタボタと鈍い音を立てて床を汚していった。
絶頂の余韻に全身の力が抜け、指先は自然と緩み、力の抜けた指先でぼってりと重く沈んだ下着をゆっくりと引き離した。
さっきまで清楚な水色の下着を広げてみるとそこには、自身の精液に犯された惨たらしい姿になっていた。
――俺は、何をしてしまったんだ。
精液にぐっしょりと濡れ重く沈んだ下着を震える手で、形ばかりを整えると、他の衣類に紛れ込ませるように洗濯かごへ戻した。
ようやく冷静さが戻り始めた瞬間、胸の奥に冷たい不安が広がる。
――このままでは姉にばれてしまうのではないか。
足元に視線を落とすと、床にはボタボタと垂れた精液がまだ濡れ跡を残していた。
脱衣場の隅に置かれたティッシュを掴み取り、慌てて拭き取りながらも、完全に消せるはずもないとわかって胸が締めつけられる。
証拠を隠す方法を必死に探ろうとするも、何ひとつ思い浮かばない。
考えあぐねた末、湯気の残る浴室へ逃げるように入っていった。
義理の姉に対して弟という立場でありながら、触れてはいけない領域に手を伸ばしてしまった。
昂ぶりの余韻は甘く、そして苦い。
まるで下着に広がった精液のように、後悔は胸の奥にじわじわと染み広がっていった。
scene 01 B-part
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